だれもが挑戦したことのある折り紙のくす玉。しかし、完成をみることなく挫折した人も少なくありません。それは「一人で」つくるのに苦労するからではないでしょうか。
そこで、シェア折り紙ではみんなの作ったパーツを「シェアする」ことで作品を完成にみちびきます。
この方法なら、手先の器用な子も不器用な子も、根気のある子もない子も作品作りの楽しさと達成感を体験することができるのです。
会場は花巻市の八百屋アグリズム商店様。マルカンデパートの正面にて若い店長が経営する元気なお店です。
会場には元気な小学生のおともだちが集まってきました。
まずは定番の折鶴から始め、みんな楽々と完成させていました。
次にオリガミ星人から渡された折り図を見ながらいよいよシェア折り紙を折り始めます。
みんなの力が結集した大きなくす玉が完成!!一枚一枚のパーツには作った子の名前が書かれており、「これ私が作った!」とわかるようになっています。
教室はまだ終わりません。新たに6枚折って、今度は自分の力で箱を組み立てることに挑戦です。
あっという間に要領をおぼえて完成させました。
さらに2個目、3個目と箱を量産する子も。
アグリズム商店からは、スイカの差し入れがありみんなでいただきました。
自分で組み立てた箱は持ち帰ってもらい、みんなで作ったくす玉はアグリズム商店に飾らせてもらいました。
ご来店の際にはぜひご覧ください。
今回の企画はアグリズム商店様にご協力いただき、特に参加者を集める際には短い期間で小学生を集めてくださり実施することができました。どうもありがとうございました。
八百屋さんでこんなことができるというのは意外でしたが、地域の人が日常的に利用するという点では店舗が交流の場になるのは自然なことだと思います。こういったお店が増えていくと素敵ですね。
子どもたちは折り紙を楽しんでくれたようでなによりです。ふつうはできないような作品に関わることで、折り紙でできることの可能性の広がりを感じてくれたのではないでしょうか。
(日向)